練習日誌

自分たちで行動する

土日は岩倉スクール。
日曜日は次回の振替として行いました。

2日間子供たちとTR。
技術的な面以外での大きな成長を感じることが出来ました。
もちろん技術的なことの成長もみれましたがそれ以上に。

特に2日目は子供たちにW-upを任せてみるということをやってみました。
しかもいきなり。(笑)
しかもほぼ丸投げです。

自分たちで話して、何をやるか、なんのために、何を意識してやるのか、を話し合って決めて、やると決めたことに対してみんなでどんな気持ちで向かい取り組むのか、というところを見たい。
意図は伝えていません。意図を伝えすぎると子供たちはその通りにうまいことやってしまうから。

練習終わりのクロージングで、子供たちのチャレンジを見届けた後で、
こういう意図でやったんだよね。ということは伝えてましたが、
子供たちは自ら考え自分たちの意見を出し合い、ときにぶつかりながらも話を進め形にしていました。
結果的には僕の想像以上のチャレンジを見せてくれました。

あとね、子供たちはどんな反応をするのかなと。その部分も楽しみにしていて、
コーチがいきなり、今日はみんなでW-up決めてやってくれ!と言ったら普通はえーってなると思ってたんよ。
ちなみにこの手法は僕がチームを指導していた時も、色んなとこでやったりしていました。
スクールでは初めてだったけどね。

えー!無理だし!できない!っていうこもいるのかな~と思ったりもしていたのですが、
みんなすぐにあれやろうこれやろうと話をしだして、もうその時点ですごいなと思いました。

あーだこーだ言いながらW-upが終わり、TRではとてもポジティブな声掛けが多く聞こえていました。
もちろんゲームでも。

ポジションも自分たちで話し合い、ハーフタイムは修正点を各々意見交換し合ったり、
ゲームの内容も素晴らしかったのですが、
子供たちが自ら行動、考えてゲームや練習を進めていく姿には感動させられましたね。

MVPは、みんなに贈りたいと。
クロージングでも色んな子供たちが発信をしてくれてすごく嬉しかった。

パスを繋ぐことができた。スペースでパスをもらえた。ゴールを決めることができた。
味方とワンツーが出来た。オーバーラップができた。
相手からボールが奪えた。

話しながら、話を聞きながら、しっかり成長しているなと、感じることが出来ました。

あと、ちょっとしたことかもしれないし、プレー外のことになるんだけど、
最近のゲームは高学年低学年分かれてやることも多々あるのですが、
試合をやる順番は高学年から次に低学年がやるようにしています基本的にはね。

だからゲームの最後は低学年がプレーしていて高学年は休憩しているんですね。

で、その時の高学年の子供たちっていうのは、ゲームを見ている子、試合の話しをしている子、ボールを蹴っている子と様々でした。

そもそも前は遊び散らかしている子もいたのでそんな光景も少なくなって変わったな~とは思っていましたが、

前の土曜日に、(この日だけではないですが)
僕がじゃあ最後低学年ゲーム!ラストゲームね!というと、
高学年がなにやら話し出して、倉庫を自分たちで開けどんぼを出し始めたのです。

きっと練習が終わったらすぐにグラウンド整備や片付けができる準備をしておこうという意図が子供たちにはあったのだと思います。

ぼくは何も言っていません。練習これで終わるからとんぼや片付けの準備しといてよ。
そんなことは一言も。

子供たちが自ら考え話し合い行動していたんです。
素晴らしい成長ですよね。

で練習が終わってからの片付けも最近はかなりスムーズ。
見ている保護者の皆さんはわかると思いますが、
僕、最後の笛を吹いた後、なんの指示もしてないですよね。
高学年だけじゃなく低学年もスッと自分が出来ることを自分で探して協力し合い取り組むようになりました。

ちなみにこれは練習後だけに限った話ではなく、
練習前のゴールの組み立て、途中のマーカー移動や設置の積極的なお手伝い。

こんなんも含めて、そんなんがあって、練習がスムーズに行えている。

コーチの力じゃないから。君たちのおかげなんだよ。
子供たちが自ら進んで行動することによって気持ちよくみんなが練習できる。サッカーができる。

当たり前といえば、当たり前。出来て当たり前、なのかもしれない。

でも以前はそれができなかった子供たちが、少しづつですができるようになってきたんです。

できなかったことができるように。成長ですね。

子供たちにそのこと、他にもですが僕が感じた嬉しかったことを伝えると子供たちが拍手をしだしました。
これは自分たちに向けての拍手。

自分たちの成長を子供たち自身も感じているように僕には見えました。

子供たちはいつの間にか、頼もしく、そして、たくましく成長しているね。