練習日誌

スタート地点はみんな同じだよって話

土曜日は岩倉スクール。
僕がグラウンドに到着した瞬間から土砂降り。
ワッツ!!!もはや神業。そしてずぶ濡れ。

そんな状態からTRがスタート。

雨の中でTRする機会が少ないので僕は逆に雨が降ってくれて良かったなとも思っていました。

この雨の中、濡れているピッチでのパス&コントロール。
そして気温が低くなってきている中でどうセルフコントロールするのかを見ていました。
パスコンの時はあえて声掛けをせず、このような状況で子供たちはどんなアクションを取るのだろうかと。

寒い、寒いと、動かずにさらに寒くなり休憩するという選手。

雨の中は嫌だと、練習を辞めてしまう選手。

寒くならないように待っている時間、ボールが来るまでの時間、自分で動いたり声出したり、ステップを踏んで、自分を温め、気持ちを高く保っている選手。

さあどの選手が伸びるでしょうね。ってところ。

与えられている環境、時間はみな同じ。

1時間半の練習時間、濡れているピッチと、雨が降りしきっている環境。

これはみんなが共通してる環境。

スタート地点は同じなのに、
レベルの差がでてしまうのは、こうした部分の差、意識の差、取り組み方の差の違いなんです。

途中みんなとも話をして、寒くなったらどうしようか、寒くならないために動けてる選手が行っている工夫はなに?と聞いてみて、周りの選手とこうしたらいい、ああしたらいいと意見を出し合い、TRの質が上がるようにみんなで気持ちの部分、意識の部分を揃えて練習を再開しました。

サッカーは雨の中でもやる。
晴れた時だけにやるスポーツではない。

暑いからしんどくて動けない。分かるよ。
寒くて体がカチコチで動けない。分かるさ。

でもな、同じ時間、同じ場所、同じ環境下で、真剣に楽しく練習に取り組んでいる、
自分を高めながら練習に励んでいる子もいるんだということ。

もはや動けないのが当たり前かもしれない。
でも、やる奴、頑張る奴って、そん中でもやるんよな。

もちろん無理はしたらいかんで。体調が悪くなることだってあるからソレとコレとは別の話し。
でも、意地張って、歯食いしばって、自分で自分奮い立たせてやってる人間が居て、
その人間はいつも、自分よりも1歩や2歩先を進んでいってるってことを忘れないで欲しいな。

サッカー好きなんだよな。じゃあ逃げるなよ。ってコーチは思います。

好きなことの方が、大変なことや辛いことって多いんだ。

でも本当に好きだから、どんなことがあっても頑張れるんじゃないかなっても思ってる人間です。

君たちが大好きなテレビゲームで
敵キャラに負けて、あっさり、「もうやめた!」って諦めるの?

好きな女の子からメールが返ってこないだけで、諦めるのか?

違うよね。本当に好きだったら諦めないでしょうに、すぐに止めてしまわないでしょう。

そういうことです。

今回のMVPは、りあ、みな、なお、ここみの4人。
レディース軍団。

数々のメンズたちが「寒い」だの「体動かん」だの言ってる中、
弱音を吐かず一生懸命TR頑張ってた女子軍。コーチはちゃんと見ていたよ。

「女は強し」

まさにこれ。

世の中の女性たちの強さはこのジュニア時期からも培われているのだろう。

りあは格段にボールに触れる機会が増え、
なおはあのピッチでも力強いプレーとドリブルを見せてくれた。
ここみは抜群のボールキープ力でボールを収め、
みなは初ゴールも決めて見せた。

どんどん、グングン伸びてくるTKDSレディース集団。
メンズたちよ、負けてられんぞ。(笑)

まあ女の子だからなんだかって言うつもりもないんだけど、
本当にTR中素晴らしいなと思ったのでこの4人を選びました。

素晴らしすぎる。
コーチも負けてられんわ!!!