練習日誌

サッカーの神様とサンタクロースは実在する

金曜日はトメケル。

腕、身体を使ってボールを投げる、取る。
浮き球のコントロール、対面パスからキープでW-up。

そのまま競り合いキープからの対人TRをシチュエーションを変えてゲームまで。
やっぱ対人って燃えるんだよなあ。みんな負けたくないから。

基礎トレで燃える子はあんまいないけど、ココでも燃えて欲しいんだよね。
いや絶対負けんし、、あいつよりキック上手くなってやるって一個一個のキックに全集中してやってる子と、そうでない子の差はやはり大きくて、これが一時間半の練習のうち、たったの10分くらいかもしれないけど、
日々積み重ねていくと、ものすごく大きな差になって表れてくるんだよね。

しかも練習外でもそれをやってるってなったらとんでもない差になるんだよ。

僕はよく子供たちになんでスクールに来てるのか?というのを聞くのだけど、
98%が「上手くなりたいから」と答える。

でも、本当にそう思ってきてる?という子も全然いるのは確かだ。

周りに流されてそう言ってる子もいるだろうし、楽しければいいやって思ってる子もいるだろうし、
もちろんそれはそれで構わない。自由だからね。

でも、やっぱり、
「上手くなりたい」と思ってきている子は、もう少し、自分の意識を変えていかなくてはいけないのではないだろうか。

結局コーチ達から、集中してやろうと言われてからしかできないのは、まだまだだよ。

一回言われたことは言われないようにやってる選手と、何回も同じことを言われている選手がいる。

ミスは仕方ない。だれにでもあるからね。
でも意識は変えれるはずだよね。本気ならば。

僕は神様でもなければ仏でもないし、
みんなの頭を覗き全てを理解しているわけではないけど、
「本気度」ってのは日々見ていれば分かるよ。

上手くなりたいとは思ってないけど、楽しくやれたら良い。を「本気で」やってる子はやってるし、それは素晴らしいことなんだと思う。

なにかやるんだったら本気でやろうぜ。という僕からのメッセージでした。

この日のMVPはナナ。
とびきり、小さい、集団の中ではまだまだとびきり下手っぴなナナですが、
誰よりも「本気」で練習に取り組んでいましたね。

どんな練習も上手くいかないと悔しがり、でも下を向かずに何度もチャレンジする。
前向きに、何度も何度もだ。
その気持ちを、そういう素敵なところを「サッカーの神様」ってやつはしっかり見てるんだ。

自分より倍くらい大きい皆、自分より3倍くらい足が速い子達、もちろん技術も全然違う子達の中に入ってのゲーム。
だけど、ナナにとってはそんなのなんの関係も無ければアドバンテージでもなかった。

誰よりも本気の彼女は、何度もボールを取りに行き、何度もボールを受けてチャレンジを繰り返していました。
そして誰よりも前向きな彼女のもとにボールが来て、自分で運んで、強固な守備陣からゴールを奪いました。

値千金のゴールとはまさにこのこと。
でも、それ以上。価値がつけれないくらい、お金には代えられないゴールでした。
プライスレス!

僕がナナの立場だったらあんなに走れるのだろうか、諦めずにボールを奪いに行けるのだろうか、
自信を持ってゴールに向かうことができるのだろうか。。。
と考えましたが、ナナだからこそ、誰よりも本気なナナだからこそできたプレーだったのだろうと思います。

まだまだ1年生ですが、尊敬に値する選手ですね。リスペクト!