練習日誌

鏡のようなもの

火曜日は明徳スクール。
卒業式前、休校や怪我なども重なりまたしても少人数ではありましたが、いつもと変わらず楽しく熱くTR。
環境や人に左右されない。
いつも通りのマインドで、向上心持ってTRに取り組めるこの子たちはいつ見ても素晴らしい。

スクールTR

W-upで体を温めながらラインメイクしてスクエアパス。
相手のどっち足に出すか、コントロールはどっちの足で止めたがスムーズにいくか。
基本にこだわりながら。
基本からそしてロンド(いわゆる鳥かご)。

良い準備とは。についても子供たちに少し話を。
ボールを受ける前にただ立って待つのではなく、ステップを踏む、リラックス状態を作り、頭をクリアにしておく。
ボールがずれたり予期せぬパスが来ても対応できるようにね。

あと他にもたくさんあるが、大事なのは見る、見ておく、確認しておくということを大事にしてほしいと。

ボールが届いて、パスが来てから考えていたら相手にプレス掛けられてガッシャンコ。
次のパスコース、空いているスペース。ボールをプレッシャーから解放してあげられる場所を、あらかじめ見てイメージしておくことが大事。

もちろん次は絶対にコレをやるんだ!
と決めきるのではなく、選択肢の一つとして見て考えておくことも大事。
次はあのプレーを狙えたらベストだけど、
そこを守備陣に切られたらどうする?こうなったらこうしよう。までイメージ出来ておくとなお良い。

1手先だけでなく、2手先3手先まで。
実際に相手の動きを見て冷静に判断する能力も磨かれるのでロンドはすごく良いTRだ。

僕は通常、1つのTRセッションにかける時間は約15分~20分。
でもこの日はロンドに40分。(笑)
TRの半分はロンドに費やしました。
素晴らしいTRではあるが、状況が変化しづらい、景色は変わらないので、子供によっては楽しめないと思う選手も居る。

だが、子供たちはめっちゃ楽しい。もっとやりたい!と口にしていた。
どこにこだわるか、意識を持ってやるかで、地味なTRでも「楽しさ」の感じ方が変わってくるなと改めて感じました。

適当にやっていればつまらないが、真剣にやればやるほど見えてくるものが変わってくるし、奥が深い。
そこに気付ける子供たちはやはり素晴らしいなと。。

さすがですわ。

今日のMVP

今回はいつき!
一つ一つのTRに対して真剣にこだわって取り組んでいたね。
TR中、フリーズして皆にここどうだった?とか、どうだろう?とか問いかけをよくするんだけど、真っ先に素晴らしい答えが返ってくる。

ちょっと難しい質問をすると、少し間は空くが必ず答えが返ってくる。
他の子が答えた場合でも、僕はこう思うとか、こんな選択肢もある。とか色んな答えを伝えてくれる。

よく見てるし考えてサッカーやってるなあというのがすごく伝わってくる選手です。
練習中も味方によく声掛けしたりもそうですが、皆の前で自分の意見をはっきり言えたり、自分から言おうとしたりできるのってめちゃめちゃ凄いんですよね。

最後のゲームでは素晴らしいゴールも。。。
2人の意表をついてかわしてフィニッシュ。
ナイスゴール、めっちゃ良いゴールだったじゃん。というと、
「まあでも最後コーチに当たって入ったんで。(笑)当たらなかったら入ってなかったかも。」と
まだまだです。みたいな。満足してないあたりがまた良いっすね。高みを目指している感じ。

顔はニヤニヤを隠しきれていませんでしたが(笑)
そこはポーカーフェイスだろっ!(笑)

そんないつきにMVPを贈ります!おめでとう!

おわりに

記事の冒頭にも書いたように、5人と少ない人数でしたが、いつもと何ら変わらず意識高く、そして楽しみながら取り組む姿はやはり素敵でした。
僕も同じマインドで取り組んでいる。常にね。

指導者が、大人がこうした態度で取り組んでいると子供たちはそういったマインドで取り組んでくれる。
また逆もしかり、子供たちがそういう子達で溢れていると我々大人も影響を受けることがあるように。

鏡のようなものですね。
まあ世間にはもちろん例外もありますし、すべてがそうだとは言わないですけど、
僕たちは、
間違いなく同じベクトルで、同じ意識、マインドで、日々戦い、学び、そしてチャレンジを続けている、続けていく集団なんだなと改めて感じました。

楽しくてあっという間だった。
毎日そう思っているけど、この「毎日」を「楽しさ」をまたさらに、共に積み重ねていこう。