練習日誌

君たちはもはや超一流って話。

金曜はトメケル。
練習時間前に土砂降り。そしてめっちゃ晴れ。
急にあっついし、ピッチはびしょ濡れ。

でもこのような環境の中でも練習させてくれる小学校施設。ありがたい。(場所によりますが)
また子供たちが一つ成長できる機会を拾うことができる。

学校に着いたら僕はいつもカギを行内に取りに行きまず挨拶に行く、
すると、今日は「雨凄かったですね。びしょびしょですけど頑張ってくださいね。」と
優しく笑顔で言ってくれる教頭先生。最高です。

この日はキックメイン。
雨の日、地面がぬかるんでいるピッチ、芝生に水たまりがあるような場所でどんなボールを蹴れば上手くいくのか。それをやりながら、蹴りながら学んでいきました。

蹴れる技術を身に付けるための練習でもある。
雨の日のドリブル、コントロール、キック。これはやったものにしかわからない。

経験って大事。
これはいつだかの少年サッカーの決勝戦、
ものすごい大雨の中行われた、街クラブ vs Jの下部組織(全国トップクラス育成組織)の試合で、
街クラブが完勝した話。

勝ち負けの差は技術や組織の差ではなく、
闘い方を知ってるか、知らないかの差。

経験があると無いの違いはこうも現れるのかと思い知らされた試合でした。

もちろん負けてしまったチームも経験がない訳ではない。
ただ勝った方の経験の量が大きく違ったと。後日談ですけどね。

まあ天候の良いピッチであれば、勝ったチームは負けていたかもしれない。
でも、言い方を変えれば、勝ったチームからすれば「良い天候」だったのかもしれないね。

日頃の練習のやり方や方針、取り組み方で受け取り方も変わってくる。
日頃からそんな状況での練習を積んでいれば、雨の日を「いやな天気だな」と思うことなく、
「俺たちこんな環境慣れてるよな。むしろ大歓迎」ってなメンタルになることもある。

雨や風の影響を受けないような、もはやそれすらも利用してしまうような、
どんな状況でも楽しんでサッカーできる選手を育てていきたいですね。

というかね、本当にサッカーが好きなのであれば、どんなに風があろうが、雨が降ろうが、
楽しめるもんだ。

っていうメンタルなので、たぶん僕は誰よりもびしょびしょを楽しんでいました。(笑)
んで、子供たちもキャーキャー言いながらも楽しんで練習やってくれました。
そしてええボール蹴れてました。ええコントロールもあった。
果敢に運んだりも。君たち超一流やで。
ほんまにサッカー好きなんやろなあ。服もシューズも全部びしょびしょよ。
お母さんたち洗濯大変だったろうに。

でも、ありがたいよねほんと。練習日に雨が降ってくれたからできる練習であって、
雨の中でもどうぞやってくださいって理解ある保護者の方々がいることによってできる練習であって、
雨の日でも使わせてくれる施設や関係者の方々がいることによってできる練習なんだよね。

雨の中練習して風邪ひいたらどうするんですか!なんていう人もひと昔にはいました。(笑)
なーにを言ってるんだよ。(笑)
笑わせないでくれ。子供の成長機会を親自ら奪わないでください。

ポジティブに行きましょう。

今回のMVPはりょうた!
あのピッチコンディションの中でもバシバシ蹴る。
素晴らしい。1年生ながらも誰よりも良いボールをたくさん蹴っていました。

ボールをミートする場所がマジでいい。かなりいい。
足も振り抜ける。コンパクトに当てることも覚えていましたね。

どんな練習にも楽しみながら真剣に取り組んでくれる姿勢が素敵。
ゲーム大好きマンで、練習が切り替わる時は、「コーチ次何する?ゲーム?」
これがテンプレートです。(笑)

でもいっつも笑顔。すっごい笑顔で話しかけてくる。
次の練習、サッカーをほんとに楽しんでるのが伝わてくる。
サッカーを楽しむ。この気持ちが上手くさせる。成長させるのです。

素晴らしいな。
来週も全力で、楽しんでいきましょう!!