土曜日は岩倉スクール。
お盆ということもありお休み多数でしたがそれでも練習は賑わいました。
楽しそうな声が聞こえてくる。日々TRをサッカーを楽しんでくれる子供たちが居るって嬉しいですね。
ドリブル・対人TRメインでやりましたが対人ゲームでは非常に面白い場面がたくさんありました。
そのなかでも僕の心に記憶に残ったのが、イチロとおうすけの素晴らしいコンビネーションからのゴール。
低学年のゲームで、
この日は群を抜いて素晴らしいプレーをしていたイチロが、中盤でボールを奪うと、
2人の間をスルっと抜けていき、前方にスペースがあったのでスピードを上げて侵入していきます。
そして最終ラインに居たディフェンスが飛び出してきて、かわしてシュートを打つのかなと思いきや、
バックラインから猛スピードでオーバーラップして追い越し、サポートしに来たおうすけに絶妙なタイミングで横パス。
それを狙いすましたかのような綺麗なインサイドキックでゴールの隅におうすけはシュートを叩き込みました。
一見シンプルに見えるこのゴールですが、素晴らしいポイントがたくさんあるんです。
まずはイチロがボールを奪ってから攻撃に転じるまでのスピード。
よく攻守の切り替えの話をすると思いますが、ここでは守備→攻撃の早さ。
まずこれが一つ。
そしてそのあと、ゆっくりドリブルするのではなく、スペースがあるのを見て(認知して)
スピードを上げることで相手ディフェンスを引きはがしました。
その後、最後に立ちはだかったDFに対して仕掛けるのではなく、
冷静に、周りをよく見てサポートに来てくれたおうすけに、
しかもおうすけがシュートを打ちやすいようなパスをイチロは出したんですね。
この日もらったイチロのサッカーノートには高校サッカーを見に行った感想が書かれていました。
もちろんプレーの選択は自分で判断してのことだと思いますが、きっと高いレベルのプレーを見て刺激を受けてきたのでしょう。
この日のイチロのプレーは気持ちが入っており、なにからなにまで質が高かったように感じました。
見て学ぶってこの年代でもすごく大事なことなんですよね。
イチロは練習に来てすぐ僕のとこに来て、高校サッカーを見に行った話をしに来てくれました。
良い収穫があったんだね。僕も見たかったぜい。
そして、面白いことに、おうすけのサッカーノートには、
この日の練習目標に、強い気持ちを持って、積極的に声を出す、前に出て攻撃することが書かれていました。
まさに有言実行。そして目標達成。
素晴らしいですよね。
上手くなるには、成長するには理由がある。
一年前まではパスのパの字もドリブルのドの字も知らなかった子供たちが素晴らしい連携プレーを見せてくれるようになるなんてね。
ゴールが決まった後に二人がハイタッチして肩を組んで歩いて喜んでる姿を見て幸せな気持ちになりました。
まだまだ、まだまだまだまだ、下手くそなちびっ子ですが、まだまだこれからの成長に期待ですね。
ということでMVPはイチロ&オウスケに。
少し前にもこの二人、ダブル受賞していたな。。。やるなあ。
ではまた!