火曜日は明徳スクール。
週末にサッカー大会があったので子供たちとはその話題に。
ほとんどの試合見たので皆とも話したけど、みんなよく場面場面覚えてるな。
あそこ良かったよね~。あれはどんな意図だったの?とか話してもスッと「あれは~」って答えが返ってくる。
ちゃ~んとワンプレーワンプレー考えてプレーしてるんだよね。
意図したプレーって自分で覚えてるもんな~。
スクールTR
W-upで馬飛び。跳び箱みたいな。
みんなピョンピョン飛んでたけど、当然苦手な子もいるわけで、ぼくも跳び箱とか馬飛びめちゃめちゃ苦手でした。
直前でビビっちゃう。あ、飛べない。無理だってなっちゃう。なっちゃってた。
でもできるようになった。
何回もやってみて、あ、ここに手を付けば良いのか、このタイミングで体を前に押し出す感じで飛ぶのか。
ってな感じで、ただやるだけじゃなくて、「どうしたら」を考えながらやることって、チャレンジを続けることって大事ですよね。
こうしてできなかった子達がだんだんできるように、、、
考えながらやっていうくちに、あれ?意外とできるわ。できたわ。簡単じゃん!って、あ、面白い!ってなってくるわけですね。
諦めるのは簡単で、難しいと最初に思ったことを継続して取り組むことって、ある程度の苦痛を伴うのでやりたがらない子は多いんです。
ここを乗り越えると、成長や「楽しい、面白い」って感情や、自信に繋がってくるんですけどね。
成功体験を積み重ねたことが少ない子は特にそうです。
自信が無い子はやったこと自体が少なかったり、継続してチャレンジするメンタル部分が弱かったり、
ここを子供たちにどう乗り越えさせてていくかってところが指導者としてはまた面白いところ。
最初は上手く飛べない子もいましたが、ちょっとしたらガンガン飛べて楽しんでいました。
対人・ゲームはより勝負に拘りながら、オフェンスもディフェンスも集中力も高く、激しい攻防が多く見られました。
フィニッシュ部分にはまだまだ課題はありますがゴールまで向かえている、やり切ることが一つのテーマでもあったのでその点は素晴らしかった。
みんなが共通の目的意識を持ってプレーすることの大切さをまた学んだTRでした。
今日のMVP
今回はハルト!
今日は1vs1の攻防をメインでTRしましたが、局面での一瞬一瞬の判断が光輝いていました。
相手との距離感を見てタッチの角度や大きさに変化を付けていたり、
ボールを運ぶ位置やスピード感もとても良いモノがありました。
ドリブル突破だけでなく味方選手を上手く使う場面も、そのあとも攻撃に関わり続けたり、
あと最近良くなってきたのは「要求」をするようになってきたこと。
ここが1番大きいかな。
良いポジションに居てもなかなか要求できなかったり、声を出さなかったりでボールが出ないことがありましたが、最近ではそんなシーンもほぼ見なくなった。
良いタイミングでポジション入ってきたり、良いタイミングで、「ヘイっ!」とよく要求している。
TRでもやっていたズラシてから味方に良いパスを送ったり、フィニッシュまで行けているシーンもあった。
ドリブルが、とか、パスが、とかどれかが抜群に上手くなったわけではなく、「サッカー」が上手くなってきている選手の一人です。
要所要所での判断スピードや、相手を見ての駆け引きなど。
ちょっと前まで見れてなかったとこが見えるようになったり、いつもつまずいていたところでスムーズにプレーできるようになったり、剥がせなかったとこで剥がせるようになったり、
確実にハルト自身のできることが少しづつ増えてきている。
前~に、良いプレーがあった時に、ハルトに「あれ見えてたの?狙ってたの?」と聞くと、「いや見てなかったです。」「狙ってないです。」って(笑)
狙ってないんかい!(笑)ってツッコんだりしてたんですけど、最近は、良いプレーがあったときの練習終わりとかに、「あれ見えてた?まさか狙ってた?」と聞くと、
「見えてましたよ!狙ってました。」と「結構上手くいった!」と言ってくるようになり、
明らかに見えてきているし、狙っているプレー(イメージ)を狙いだけで終わらせるのではなく、実行している。そしてそのプレーが成功している場面も多くある。
ほうほう(笑)いいじゃん、やるじゃん。とニヤついてしまう。
指導をしていて楽しい嬉しい瞬間の一つですね。
コツコツTR頑張ってるもんな。上手くいかない時もたくさんあるだろうが、自分を信じて頑張る人間をサッカーの神様は裏切らない。
まだまだコツコツハルトらしく積み上げていってできることをドンドン増やしていって欲しいと思います。
おわりに
ゲーム中に限らすですが、TR中も、一つのプレーに対しての要求、追求をする選手が増えてきました。
「ココはこうしたほうが良いと思う」「あのタイミングでパス欲しい!」「ディフェンスもっと強くいこうぜ」
他にも様々。
ミスが起きた時にはポジティブに切り替えどうしたら良いかを味方同士で話したり、
良いプレーがあったときには褒め合い、もっとよくするためにはどうしたらいいかをまた自分たちで考え言葉にする。
全員が全員、想いを口にできているわけではないが、みんなで共有できるように伝えたりと、工夫してくれている選手も居る。
ゲームやTRの質が最近またグッと上がっている要因の一つとしてこうした部分の影響も大きくあるのだろうなと見ていてすごく感じました。
ただ技術的に上手くなってきたわけではなく、もっと内側にある部分。
試合中喋る子はもっと喋るようになってきたし、喋らなかった子が喋るようになってきたり、
良い意味でしっかり変化してる。実に面白い。
面白い選手が集まって、良い化学反応を自分たちで巻き起こしてる。
そりゃ練習も楽しいわな。
楽しみながらも真剣に。まだまだまた来週も積み上げてやっていきましょう。
ではまた!